ベルギーのゲンク(ヘンク)へ正式加入した吉永夢希選手。昨年の福田師王選手に続き、今年も神村学園からJリーグを経由せずに海外挑戦をしました
今回は吉永夢希選手の出身やこれまでの経歴、プレースタイルなどをまとめてみました
プロフィール
- 氏名:吉永夢希(よしなが ゆめき)
- 生年月日:2006年(平成18年)2月22日
- 出身地:熊本県
- 身長/体重:177㎝/69㎏
- 利き足:左足
- ポジション:DF(SB)
経歴
小中学生の頃は、ソレッソ熊本でプレーし、高校は鹿児島の強豪校である神村学園への進路を選択しています。その理由や親元を離れての生活についてインタビューで以下のように答えています
「一番最初に今村先生(今村龍介・現神村学園高等部コーチ)が声を掛けてくれましたし、あとは1つ上に(大迫)塁さんと(福田)師王さんがいるのは知っていて、その2人と一緒にプレーしたかったので、神村を選びました」
「家にいる時は親に何でもしてもらって、甘えていた部分がありましたけど(笑)、今はしっかり何でもできるようになってきたので、そこは成長できたのかなと思います。寮生活、メチャメチャ楽しいです」。
引用元:ゲキサカ
サイドのプレーは高校時代からコンバートされ、高校2年生からレギュラーを獲得しています
その後の活躍は目まぐるしく、神村学園で主力を担うだけでなく、年代別代表でも活躍し、2023年に開催されたU-17アジアカップ(タイ)で5試合出場3アシストの活躍でアジア連覇、U-17W杯(インドネシア)でも全4試合に出場し決勝トーナメント進出に貢献しています
サッカーに集中する環境に身を置いたこと、そして寮生活を送ることで、私生活でも自立していったことが、現在の活躍に繋がっていると思います
ベルギーのゲンク(ヘンク)へ加入
神村学園高在籍中の2023年10月にベルギーのゲンク(ヘンク)への加入内定が発表され、3月19日に正式加入が発表されました
- 背番号:55
- 契約期間:4年半
海外を選択したゲンクを選んだ理由については、
引用元:サッカーダイジェスト
- 「最終的に世界で活躍したい想いが自分の中にあったので日本じゃなく海外でやったほうが自分のために成長できると思ったので選びました」
- 神村学園の先輩で高校卒業後にボルシアMGへ加入したFW福田師王選手からも、「以前にご飯に一緒に行き、『早めに海外に来たほうが良いよ』と言ってもらえて、それも決め手になりました」
- 現地での2週間ほどの練習を通して「監督を含めて選手も人が良いですし、環境でも一番成長できると思いました」
と述べています
18歳を迎えたことで国際移籍が解禁され、ゲンク(ヘンク)での活動をスタートさせました
まずセカンドチームの練習に参加し、すでに在籍するFW熊田直紀選手(FC東京から期限付き移籍)とともにプレーすることになりそうです
ゲンクは過去に、伊東純也選手が4季在籍したチームになります
プレースタイル
吉永選手の特徴として…
- 豊富な運動量
- スピードを活かした縦への突破力
- 正確なクロス
左サイドバックだけでなく、システムによってサイドハーフでプレーすることも多いです
豊富な運動量を活かして、上下動を惜しまず攻撃にも守備にも活躍する左サイドのスペシャリストです
また時には中学生時代のFWの経験も活かしたカットインしてからのシュートも打つことが出来ます
自身の課題や海外で目指すプレーヤー、未来像については、
「もっとクロスだったりスピードは上げていきたいですし、自分のウィークポイントである守備は向こうで強化していきたいです」
理想像はバルセロナなどで活躍した左SBジョルディ・アルバで、「ずっとプレーを見ていますし、クロスでアシストして得点もできるので、そういう選手に今後なっていきたいです」
そして明確な未来像も描く。 「A代表に絶対に定着したいです。 (25年の)U-20のワールドカップと、(28年の)ロス五輪は自分の代なので、そこは絶対に入らないといけないと思っています」
引用元:サッカーダイジェスト
まとめ
今回は先輩の福田師王選手に続いてJリーグを経由せずに海外挑戦を選んだ吉永夢希選手について、出身地やこれまでの経歴、プレースタイルをまとめてみました
ゲンク(ヘンク)ではサイドバックが主戦場になることが予測されます
SBは現代サッカーにおいて様々なことが求められるポジションですので、体力・知力・心理面全てが必要になってくると思います
体格の良い海外選手に負けないようにDFレベルを高めながら、攻撃でのキーパーソンとなってアシストや可能であればゴールも見たいですよね
そして、長友佑都選手が復帰したことも話題になりましたが、他のポジション同様に、吉永選手のように若い選手が出てきてくると期待が膨らんできます
海外生活は寮生活以上に過酷になると思いますが、怪我だけには気を付けて活躍して欲しいです
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